まずは家族の物語の主人公を決めて下さい。
家族の物語では、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんなど、家族の中のおひとりが主人公になります。例えば、おじいちゃんが主人公になった場合、生い立ちから始まり、学生時代から結婚なのど筋目を辿りながら、本人の感想やエピソードを織り込んで物語が進行していきます。とくに家族のスタートとなる結婚では、おばあちゃんとの出会い(お互いの第一印象)、結婚までのエピソードなどが綴られます。もちろん、人生は一様ではありません。それぞれの人生を次の世代に伝えるため、主人公を中心に家族の真の姿を記録していくことが家族の物語の目的です。
記録係とインタビュアー
主人公が決まれば、次に家族の物語に登場する人たちにインタビューして記録をとりまとめる編集者が必要となってきます。一般的には、プロのライターが取材してまとめますが、家族の物語では、お身内の誰かにその役割を担っていただきます。生い立ちから学生時代、就職、結婚、出産、子供たちの成長から現在に至るまでのストーリーを年譜風にまとめ、筋目や本人が転機を迎えた頃などを聞き取りしていただき、ワードなどに書き留めます。この時点では文章にする必要はありません。箇条書きで年代ごとに筋目を記入し、その時の様子や本人や家族のの感想を付け加えていただくだけで、弊社のライターが文章化していきます。
写真などのビジュアル材料の準備
家族の物語は、文章によって家族の大切な記録を残しますが、それと同時に大切なのが家族がたどった足跡を撮した写真です。お手元には思い出の家族写真が多く残されてると思います。家族の物語では、それらの写真をストーリーに合わせて配置していきます。最近はデジタルカメラで撮影されるために画像は最初からデジタル化されていますが、昔のものはプリントされた写真としてアルバムなどに保管されていると思います。家族の物語を編集するにあたっては、それらも含めてすべてデジタル画像として準備していただく必要があります。何故なら、1枚しかない貴重なプリント写真をお借りすることはできないからです。スキャナーをお持ちの方はご自宅で使いたい写真をデジタル化していただきます。もしない場合でも、近くの写真ショップでプリント写真をデジタル化して下さい。
デジタル画像の準備ができると送信の準備
次に、デジタル画像のすべてに写真の説明分を添付していただきます。まず、写真のファイルに通し番号を必ず記入してください。これは校正時のスムーズな作業に不可欠です。説明文は短い文章であればファイル名として通し番号に続いて記入してください。長文の場合は別ファイル(ワード)に写真ファイルに付けた番号を頭にして説明文を制作してください。それと制作していただいたストーリーに符号させながら全体の構成を作り上げていくことになりますので、とても大切な作業となります。
データの送信
文章の扱い家族の歴史(年譜)や聞き取った話は受注窓口となるデータ入力フォームに記入していただきます。記入後に送信ボタンをクリックしていただくと、その情報に基づいて当社のライターが文章化(リライト)する作業を行います。一方、ワードなどを使いご自分で文章を作成される場合は、そのファイルを画像等を入稿する画像送信用メールに添付して下さい。これが、家族の物語を綴る第一歩となります。これによって制作された原稿をベースにお客様と当社の編集者が一緒になって物語を完成させていくことになります。
画像データの扱い
画像は印刷するサイズによって違ってきますが、標準的には解像度が300ピクセル前後あれば印刷しても美しく再現できます。解像度にあまり馴染みのない方もおられると思いますが、一般的なデジタルカメラで撮影した画像でも十分対応できます。これらを画像送信用メールに添付していただき当社に送って下さい。ただし、使用する枚数が多くなればなるほど送る際は非常に重くなり、送信に時間がかかる恐れがあります。そのため、無料のファイル送信サービスの利用をお薦めします。「宅ふぁいる便」のようなサイトを利用すれば300MBまで無料で送信することができます。
制作から納品まで
編集室で制作がスタートお客様から家族の物語の材料となる文章と画像がメールで編集室に届くと、スタッフによる編集作業がスタートします。これは、皆様のご家族に寄り添いながら進める作業です。お客様の編集者がとりまとめたデータを時系列的に整理しながら文章化していきます。それと同時に、頂いた画像データを文章に沿って配置しながらレイアウト作業を同時進行させていきます。この作業が終了すると、お客様には「家族の物語」の全容がご覧いただけるようになります。この時点で、お客様に第一校正のPDFファイルをメール送信させていただくことになります。
お客様での校正作業がスタート
PDFファイルは、印刷完成品とほぼ同じ状態で送られてきます。画面上での校正も可能ですが、できればプリンター出力して、複数の方による校正をお願いいたします。この時点ではすべての修正が可能です。誤字脱字はもちろんですが、お名前の間違い、ライターの制作した文章が事実関係に誤りがあったり、イメージに違和感があったり、ニュアンスが違ったりした、など。どんな些細なことでもご指摘いただければ、その意に沿ってライターが修正を加えます。また、レイアウトされた写真類につきましても、指示通りの画像が適正な場所に配置されているか、写真説明が正しいかどうかを確認して下さい。
校正が終了したら、次に修正を加えた校正紙を家族の物語編集室までお届けしていただく必要があります。これには以下の方法があります。
編集室まで校正紙を返送する方法
お客様にメールに送られてくる校正紙はPDFファイルです。もし、お客様のパソコンに製品版のアクロバット (adobe社製のPDFファイル作成ソフト)をお持ちであれば、送られてきたPDFファイルに直接修正か所を指 摘して、正しい文章を書き込みすることにより校正を進めることができます。しかしながら、一般的に最初か らビルトインされているアクロバットの場合は、閲覧のみの機能しかなく、修正を加えることができません。 この場合は、次の方法で校正紙の戻す作業をお願いすることになります。
まず、送られてきたPDFファイルを開き、お手持ちのプリンターで印刷して下さい。印刷された校正紙の修正箇所に赤ペンで線を引き、空白に正しい文字(文章)を大きめの字で記入して下さい。一方、画像については、差し替えたい写真に×をして、新たに差し替え画像を送っていただくか、すでに送られている写真で差し替える場合は、そのファイルに示された通し番号を記入して下さい。これにより間違いなくご希望の写真に置き換わります。
次に、修正を加えられた紙を平らな場所に置き、ページ毎に真上から全体が入るようにデジタルカメラで撮影して下さい。昼間の明るい場所での撮影がベストですが、夜の蛍光灯の下でも修正文字が判別できればOKです。修正が入ったページのみをこのように撮影していただき、その画像データを同様に画像送信用メールに添付していただき当社まで送信して下さい。
お客様への校正紙の戻し
お客様から返送されてきた修正済みの校正紙データに基づき修正作業を行います。この場合、文章量が多くなったり少なくなったりすることもありますので、デザイン面で微調整を行うことがあります。このため、必ずしも同じデザインが校正の戻しであるとは限りません。しかし、修正は確実に行いますので、お客様自ら修正を加えた部分が希望通り修正されているかどうかを確認して下さい。
もし、修正ミスがあったり、新たに修正箇所が生じた場合は、再度上記の校正紙の返送方法で編集部までデジタル画像を送信して下さい。これに基づき、再度修正作業を行い、修正済みのPDFファイルをお客様に送付致します。
校了から印刷へ
このような修正作業は、間違いがなくなるまで何度か繰り返されます。そして、何度目かに送信されてきたPDFファイルを確認しても間違いがないとお客様で判断された時、初めて校了となります。校了とは、お客様がこれ以上修正する必要がないと確認した印です。校了となった場合、これまでのように撮影画像を送る必要はありません。ただし、校了という一言を編集部まで送信して下さい。
編集部では、校了のサインをいただいた段階で、すぐさま印刷入稿のための作業に移ります。
ご入金の確認と納品
校了をいただいた段階で、当社より所定の制作代金とお振込みをいただく当社口座番号をメールにてお知らせ致します。料金は別の項目でお知らせした通りのオールインワンの定額に設定されています。詳しくは料金表にてご確認下さい。
ご入金を当社にてご確認させていただいた時点で印刷がスタートします。印刷期間はおよそ10日前後です。印刷が終了しますと、すぐさまお客様に向け納品が行われます。お届け日が確定した段階で、当社より納品日の通知を行います。お手元にお客様の家族の物語が届くまでしばらくお待ち下さい。